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8割くらい競馬ブログ

WBAフライ級タイトルマッチ

2-0で王者デンカオセーンが亀田次男に勝利。2ポイント差2人&ドロー1人と接戦であった。

亀田はガードを固めて前進するいつもの亀スタイルだが動きはいい。体つきも内藤戦よりも締まって見える。王者は露骨にボディ狙い。ボディ打ちの軌道が大振りでガードが空くが、そこを狙える亀田でもない。序盤は王者ペース。

中盤以降は亀田が押し始める。王者はクリンチを繰り返して前進を凌ぎながらパンチを入れる。しかし徐々に王者の動きが明らかに落ちてくる。次第に前進を続ける亀田ペースに。しかし手数が足りず、有効打も少ない。ぐだぐだした展開になってきた。とにかくクリンチで凌ぐ王者にフラストレーションがたまる。そして判定へ・・。

一言でいって亀田の大健闘。デンカオセーンの力が落ちたのか、亀田が力をつけたのか。たぶん両方だけど、亀田は少なくとも世界ランクの力はあるとみた(まあ実際世界ランカーなんだけど)。つまりオヤジは不要。

「試合がつまらん」という苦情は今回に限ってはデンカオセーンに言うべき。ルールの範疇とはいえクリンチの連続には辟易した(レフェリーも注意してた)。これが実力なら早晩タイトルを失うだろう。亀田は意外すぎるほどクリーンに闘った。

というわけで、亀田のタフネスっぷりが目立った試合。どうでもいいが鬼塚解説はやめて欲しかった。