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WBA暫定世界バンタム級タイトルマッチ(セルメニョ vs ミハレス)

今年3月のダイレクトリマッチ。
挑戦者は日本人にもお馴染みのミハレス。顔がいかつい王者セルメニョは17戦全勝10KOと凄い戦績だ。

挑戦者は1Rから攻勢に出るも、クリーンヒットをもらいぐらつく。こうして序盤から王者ペースに。王者セルメニョは正面に立たないように動き、出入りが非常にうまい。前に出るのはミハレスだが、ポイントは攻防一体の王者といった展開。中盤ミハレスが目をカットし、ストップの可能性も出てきていよいよピンチに。このクラスだと一発で形勢逆転というのも滅多にないわけで、ラウンドが深くなるにつれてミハレス厳しくなっていった。

結果は3-0で王者の判定勝ち。前進すればポイントを取れる訳でもないという見本のような試合であった。

決して楽な防衛戦では無かったが、セルメニョの間合いの詰め方、離し方の絶妙さが際立っていた。解説両氏によれば、ミハレスは元々ボクサータイプだったらしいのであるがその片鱗は見られず。ジョーさん曰く『ボクシングを忘れたボクサー』とか。

軽量級は優劣がついてから、逆転するのが難しいよなあ。結局のところ、序盤からペースを握った方が圧倒的に有利である。

全くどうでもいいが、ジョー小泉サンダーバードに出てきそうな風貌だなと思った。

(結果)

○ネオマール・セルメニョ-クリスチャン・ミハレス● 12R判定