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就活における○○はステータスだ!希少価値だ!

案の定叩かれまくっているJ-CASTニュースの記事↓を見て思ったこと。

新卒の採用に明るい兆しが見えない。就職が決まっていない大学4年生は少なくない。こんなに厳しい中でも、体育会の部活動をしている学生は相変わらず有利なのだという。
逆境に負けない「強い精神力」と、目標に向けてコツコツ努力する「高い目標達成意欲」を備え、厳しい状況下にも立ち向かえる、と企業は期待する。体育会は主将を頂点にしたピラミット型の組織で、大学時代にすでに企業を疑似体験している点も評価が高いようだ。
(中略)
また、体育会の学生は重要なポジションに就くことが多いそうだ。理由は「辞めないから」。離職率が非常に低いことに対しても企業の好感度が高い。
新卒採用「体育会学生」欲しい 「精神力」「意欲」を評価

たしかに体育会=『逆境に負けない「強い精神力」と、目標に向けてコツコツ努力する「高い目標達成意欲」を備え、厳しい状況下にも立ち向かえる』というのはあまりにも短絡的なステロタイプであるし、いわゆる社畜的(この言葉は好きじゃないけど)であるように思えなくもない。

個人的にもこういう種類の人たちと付き合いはあったが、あまり好きではなかった。

しかしながら、この記事の中には割合イイコトが書いてある↓

ただ、体育会自体に入る学生の数は減っている。このため、全国の大学生のうち8%と少なく、半ば「希少価値」なのだ。

『希少価値』が大事なのでは?

評価されるのは『体育会である』ということ以上に、『希少価値がある』ことではないかと思うわけである。

いきなりお得意の高専トークになるんですが、高専生が企業から引っ張りだこなのもやはり『希少価値』のおかげであろうと思う。なにしろ全国に5万人弱(デカイ私大の2〜3校分)しかいないのだし、短大卒相当の年齢でいちおう工学がわかる従順な人間というのも貴重だろう。つまり絶対数が少ないもしくは需要に対して供給が少ないことが大事ではないかと。

そもそも採用活動には明確な基準はないけれど、かといってクジ引きで決めるわけでもないので、他人にないヘンテコなスキル、知識、経歴はガンガンアピールすべきなのだ。何か1つでも希少価値があれば、たとえ24社に落とされても25社目には面白がってもらえるんじゃないかな。

そういう意味では、1〜2社受けて内定をもらう高専や工学部あるいは体育会の学生は『希少価値』を学校、学科、経歴に担保してもらっていると言える。ま、そうではない大部分の学生は他人に無い○○(サムシング)を己で探すべきであり、それが何よりも自己分析ではないかと思うのです。

変態(変わり者)でも就活は全然オッケーというのが僕の持論であり教訓です。