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今週のボクシング(クリチコ vs ジョンソン)

クリチコ兄に無敗の挑戦者ケリー・ジョンソンが挑んだ一戦であったが・・。

クリチコが大差判定勝ち

ひとことで言って、あまり見どころのない試合であった。ジョンソンはこれ以上ないほどディフェンシブに闘い、クリチコは終始攻め続けたものの決め手を欠く。結局、両者ほとんど有効打が無く攻めていたぶん、クリチコがポイントをとったという形。ジョンソンは上体が柔らかく、クリチコの強打をうまく殺していたが全く攻めないのではポイントの与えようがない。

ビタリは強すぎる?

ほぼフルマークに近い判定負けながら、ジョンソンが攻勢に出ることができなかったのは、ビタリが強すぎたからであろう。もしわずかでも勝ち目があればリスクを取っても前に出ることもありえたが、実際にグローブを交えた結果、負けない戦法を取らざるを得ないと感じたわけだ。

一方で、ビタリも強引に距離を詰めることなく、まともに打ち合わない相手に頭に来ていたであろうが冷静に闘った。このあたりは弟ウラジミールを思わせる安全運転であり、面白みは無いがあくまで「勝ち」を意識したスタイルに変わりつつあるかもしれない。強打に加えて冷静さも備えたビタリの攻略は至難であり、相当な長期政権になりそうだ。