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8割くらい競馬ブログ

アンジュデトワール引退

8/30の新潟4Rで7着に敗れたアンジュデトワールはスーパー未勝利への権利が取れず、引退となった。
非常に残念だが、仕方ない。
11戦もしてくれて、何度も入着した馬なので出資に後悔はない。が、反省点などもあるので、記録しておく。

出資理由など

2012年度募集馬から、アンジェリック(4勝)を偶然引き当て、気をよくした僕は次世代のカタログを読んでいた。
当時の候補は、アーティストチョイスの12、エンゼルカロの12、クロースシークレットの12、ストールンハートの12、シンプルザベストの12、ラブカーナの12あたり。
結局、天栄ツアーで実馬を見てエンゼルカロの12、のちのアンジュデトワールに出資を決めた。当時の写真↓

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同じ時期のアンジェリックが↓なので、比較しても好馬体だと思う。
ただ、今見てみると、アンジェリックより前重心寄りで、バランスでは劣っている。

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スペシャルウィークは過去の種牡馬となりつつあったが、超大物も出すし、ダートでつぶしが利く。
母エンゼルカロは自身が重賞馬で、産駒に大物はいないが、勝ち上がりは悪くなかった。
厩舎がよく分からなかったが、一口2.4万円はまあお手頃でしょうと思ったわけだ。
ただ、勝ち上がりを狙うなら、父母いずれかでもっとスピードに振り切った配合が良かった気もする。
(エンゼルカロは函館2歳S勝ちだが、産駒は中~長距離か、ダート向きなので、スピード型とは言えない)

デビュー~そのうち勝てるだろうの2歳

7月に順調な臨戦過程でデビュー。福島芝1200mで、出遅れ気味のスタートから、後半追い込んで0.3差の4着と上々の滑り出し。
もっと距離があれば差し切れた、というのは贔屓目で、2戦目は1600mでまったく伸びず10着に敗れた。
結果的に芝は見切りをつけられ、実際ダートの方が向いていたと思うが、時計のかかる札幌なんかでもう一度試してほしかった所はある。
3戦目は初ダートで離されながらも3着、その後の2戦でも入着し、勝ち上がりは近いかに見えた。

伸び悩み~最大のチャンス到来の3歳

3歳となってからも、ダート短距離を使われるが、3戦してすべて4着以下と人気を裏切る。
続く7月のレースが最大のチャンスだった。
1番枠からロスなく好位を進み、直線で先に抜け出した1番人気フローラルダンサーをじりじり追い詰めるも1馬身届かず。
その後の2戦は勝ちに行っての敗戦なので、仕方ない。

振り返り

勝ち上がれる力はあったと思うが、いろいろと運がなかった。
牝馬限定戦で除外対象が1頭しかいないのに、当たってしまったり、最終レースで1週前に除外されたのは非常に痛かった。
しかしラダームブランシェやノーブルソニックなどは、少ないチャンスをモノにしているので言い訳はできない。
ダート短距離は特性上、前に行く馬が圧倒的に有利で、この馬も序盤前につける速さを持っているのだが、
そうすると脚が残らず、必ず最後に垂れてしまうのが勝ち味を遅くした。
あとは、パドックで煩いことも多かったので、今後は気性や動きを良く検証する必要があると感じる(結構この馬は目が血走っていることが多かったし)。
オークションで無事競り落とされたようなので、しばらく競争生活を続けることになるだろう。
中央入着の力を見せて、その後、いずれ繁殖で良い子を出すことを願っている。

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