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シルク募集馬レビュー⑩ アーデルハイトの16 牝

基本情報

36000円/口
ハービンジャー、母父アグネスタキオン
母9歳の産駒。
3月生まれ

血統

母アーデルハイトは、良くも悪くも母父アグネスタキオンの影響の強い繁殖で、
自身は1戦しかできなかったし、産駒は故障による引退、離脱を余儀なくされている。
脚元に不安があるのはこの血統の宿命といえるだろう。
一方で、さすがアドマイヤオーラの全妹というべき能力を産駒に伝えて、
3頭の産駒が全て芝で勝ち上がっている。
体質が活躍のキーなので、ノーザンダンサーの5×5×5くらいしかクロスがないのは好感。
そういう意味ではろくに検討しなかったけど、完全アウトクロスのアーデルワイゼ(父エイシンフラッシュ)は良い馬だったなと思う。
祖母ビワハイジの偉大さは今さら語るところもないが、こういう傑出した名繁殖が近い所にいると走る馬が出るのは当然の話ではある。

馬体

人気しているだけあって良い馬であるが、トモあたりは寂しい。
とはいえ、完全に芝なのであまりムキムキでも困るだろう。
脚は大丈夫そうな形だが、細い気もする。

厩舎

池添学厩舎は、開業早々から好調で期待馬を預けられて結果を出している印象。

測尺

体 高: 151cm
胸 囲: 172cm
管 囲: 19.2cm
馬体重: 414kg

管囲はやや怖い気もするが、サイズ的には小さくてバランスはとれていると考えることもできそう。
この血統でデカくてもあまりいいことはない。

総評

さすがに人気の馬で、血統から馬体まで見どころ満点である。
しかも価格もお手頃なので、抽選の倍率はすごいことになりそう。
母のポテンシャルはほとんど疑いようがない。
ただ、あまりリスクを避けてコツコツ当てにいってもアルバタインキセキ(母の産駒すべて勝ち上がりなのに当馬だけデビューできず)みたいになることもあるので、とりあえずダメ元で抽選みたいなことはしたくないかな。

希望度:C(1番人気もありえるか)