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8割くらい競馬ブログ

出資馬を振り返る① アンジュデトワール

未勝利馬から順に振り返ってみる。

基本情報

24000円/口
スペシャルウィーク、母父スターオブコジーン
母15歳の産駒。
5月生まれ
 

血統

スペシャルウィークブエナビスタを出してまだまだ存在感がある時期。もう一頭の大物も牝馬シーザリオで、フィリーサイアー傾向であったことも出資を後押しした。ただ本質ステイヤーでパワーもあり大物を出す一方で、スピードにはやや不安があり、晩年はダート傾向が強くなっていった(アグネスタキオンとかと同様)。
母エンゼルカロは門別出身ながら旧3歳時に重賞を勝った快速馬であり、ディープインパクトを含む上位種牡馬を配合されたが、最高でも3勝馬が2頭とイマイチ大物が出ていない。1200万円と安価な募集額の理由はこのあたりだろう。
牝系を見ると3代母のテスコエンゼルが、テスコガビーの全妹であるものの、活躍馬はあまり出ておらず貧弱で、母の競争能力頼り。

馬体

改めて募集動画などを見ると、胴は詰まっていて、母と同じく短距離に適性が出たのもうなずける。やや窮屈さを感じ、背中に幅が無いのはイマイチ。故障なしに11戦もしてくれただけあって、脚元に怪しい感じは無い。

厩舎

高橋祥泰厩舎は、最近ではスマイルカナで久々に重賞勝ちも当時は低迷期。強い馬ではないので文句は言えないが、騎手起用はちょっと一流とは言い辛い大野、柴山、エスポジートが複数回であった。

測尺

体 高: 154.5cm
胸 囲: 171.0cm
管 囲: 19.2cm
馬体重: 437kg

今見ると、全体的にサイズ不足を感じるが5月生まれを考慮すると許容内。最終的には460kgぐらいで競馬できていたので、この馬なりに成長はしていた。

競争成績

11戦0勝(0-1-2-2-1-5)

芝1200mの新馬戦では上位が決まったところを追い込んで4着。今見ると着拾い的で強いとは言えない内容。次走は距離を伸ばしたがいいところなく惨敗した。新馬戦はやや重の馬場に助けられたようで、芝向きではなかったと思う。
3戦目からはダート短距離を使われ続け安定するも、先行すると最後が甘くなった印象。しかし気持ちを切らすことなく毎回走ってくれたことで、好走も多かった。


2014/12/21 中山1R 2歳未勝利【オージーアイドル】


2015/07/11 福島6R 3歳未勝利〈牝〉【フローラルダンサー】

総評

勝ち上がりこそできなかったが、失敗とは思わない。その後全く走らない馬も多く持ったこともあり、評価の上がる馬である。下手に勝ち上がっても500万下で頭打ちだっただろう。

成功度:C(未勝利2着あり。11戦中半分以上で掲示板は立派)