出資馬を振り返る③ ツィンクルペタル
血統
父ヘニーヒューズは持ち込みが活躍しまくり、輸入された1世代目にあたる。アジアエクスプレスが出ているが、イメージは米血らしい一本調子ダート馬。輸入後はワイドファラオが出ており、今のところ人気を集めている。
母ツィンクルブーケは32戦も走って、平地と障害で1勝ずつ。3代母には桜花賞2着でペールギュントを出しているツィンクルブライドがいる。母系はシンボリクリスエスにサンデーサイレンスで、ダート短距離の父とは合うか微妙だったか。
馬体
胸が深く、パワーがありそうな馬体。歩様もスムーズ。結果的に神経質な馬だったようでそれが仇になったが、動画からはうかがえず。
厩舎
出資馬の不振から、かつての活躍馬のいた大和田厩舎にすがった形。こういう場合、得てして失敗する。この馬に関しては気性からまともに走れなかったので、あまり厩舎や騎手サイドは責められない。スーパー未勝利までいろいろと条件を試してくれたのは有難かった。弱いと早々に見切られることもあるからね。
測尺
体 高:152.5 cm
胸 囲:180.0 cm
管 囲:19.5 cm
馬体重:461kg
この時点では問題なし。しかしデビュー時は426kgでダート馬としては小さすぎる。飼い食いが悪かったようで、やはり気性面に問題があったようだ。
競争成績
6戦0勝(0-0-0-0-0-6)
新馬戦は後方から直線しぶとく伸びて6着。勝ち馬からは大きく離されたが、まずまずのレース。しかしその後は壊滅的で、スピードが無い上、レースを自分からやめるような所があり残りの5戦は2桁着順の惨敗。
総評
大きなアクシデントが無いのにデビューが12月まで遅れたりと薄々やばいかなと思っていたら、やはり厳しかった。身体能力は未勝利勝ち上がりできそうというコメントもあったが、気性面が足を引っ張った。全く成長しなかったし、このタイプなら早期デビューしないと厳しすぎる。
成功度:E(新馬戦は悪くなかったが・・・)