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長谷川穂積V10戦

○参考 長谷川V10防衛戦展望-GO DOWN GAMBLIN'

言うまでも無いことであるが、日本のパウンド・フォー・パウンド(全階級最強)は内藤でも亀田でもなく、長谷川穂積である(僅差で西岡利晃)。最近はいずれも浅い回でのKO勝ちで、バンタムではハードパンチャーといった趣も出てきた(減量もきつそうだが・・)。本人も相当手ごたえを感じているようであり、今回も当然のごとく倒しにいくらしい↓

4連続KOの戦績が示す通り、現在の長谷川のパンチ力はバンタム級では群を抜く。スピード、経験でも挑戦者を上回り、「5試合連続(KO)を狙いたい」と自信をみなぎらせる王者の優位は揺るがない。相手は苦手と公言してきたサウスポーだが、ここ2度の左の挑戦者はいずれもKOで退け、苦手意識は薄れている。
長谷川穂積 「自身も震え上がるような試合を」…前日計量

元々からKOを重ねていた訳ではなく、スピードを活かしてポイントアウトするタイプがパンチ力をつけていったのが現在の長谷川だ。実際、ここまでの戦績は27勝11KO2敗で軽量級としてもKO率は高くない(ただし、ここ4戦はKO勝ち)。

かたや曲者という評価もある挑戦者、アルバロ・ペレスだがおそらく長谷川よりも一枚、二枚実力の劣る選手であろう。しかしラッキーパンチというのは、まさに序盤に入りやすいものだから慎重に闘ってもらいたい(ホルヘ・リナレスまさかのKO負けも1ラウンドだった)。
まあこんなのは言わずもがなで、おそらく長谷川が完勝してくれるだろうがね。

追記〜試合を観て

2Rのスリップには驚いたが基本的には危なげないボクシングで完勝。ここ数戦と違って4Rまでいったことからもわかるように、挑戦者はなかなかの好選手ではあり、また戦前言われていたほどラフでは無かった。しかしただの好選手では長谷川の脅威たりえないのである。やはり階級を上げて、攻撃力、耐久力の高い相手と闘う時期に来ているのだろうと思う

連続1R KOこそ途切れたが、ある程度のラウンド数を闘うことができたことは悪くない(十分に早期KOではあるが・・)。