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実験は楽しい

今週は久しぶりに小スケールで実験(試作)をやっていました。やっぱり自分の手を動かすのは楽しいものです。
私はいちおう技術者の端くれなのですが、主にスケールアップ検討の最後のところ(生産スケール)が担当で、自分で機械を操作したりすることは基本的にありません(生産機を製造現場の方にお願いして動かしてもらう)。何をやっているかというと、計画書を書いたり、検討内容をオーソライズしたり、業者さんを呼んだり、報告書を書いたり、文献を読んだりしています。どちらかというとコーディネート的な業務が多く、それはそれで面白くはあるのですが、「自分でやった感」はそんなに無いです。自分で1から10までやっていないので、当たり前ではあるのですが…。
一方で、今回のように数十リットルスケールで実験する場合、原料の準備から、スケジューリング、機械の操作、計画書、報告書作成など基本的には自分で全部できます。失敗しても十分リカバリできる範囲です(もちろん怪我したりするのはダメ)。むしろ実験中に起きる小さなトラブルを自分の裁量、ハンドリングで解消するのも面白いものです。
もっと年をとってジジイになってしまっても、たまには実験をしていたいものだな、と思ったのでした。