エキサイトマッチ7/31放送分(E・アルバレス、ゾラニ・テテ)
くしくも長身、長リーチでかつスピードのある2選手が勝利した。
アルバレス vs パスカル
元王者パスカルを近づけないよう細心の注意を払い戦った、新鋭エレイデル・アルバレスが勝利。
完封されず、見せ場をつくったパスカルはさすがだが、スピードのある相手に距離を取られて決定打を打ち込めなかった。
アルバレスは初めて見たが、非常に良い選手だった。
Lヘビー級でも長身かつ長いリーチで、ジャブは鋭いし、スピードもありディフェンスもうまい。
KO率が低いが、パンチがないわけではなく、あまり体重を乗せてフルスイングしないためだろう。
次はアドニス・スティーブンソンに挑戦だが、王者獲得の資格を持った選手で今後も注目。
テテ vs ビラヌエバ
長身サウスポーのテテがランキング1位のビラヌエバを完封。
この試合に限っては危ない場面はほとんど無く、まさに負けないボクシングを展開した。
ロングレンジから単発を打ち込みつつ相手に何もさせないスタイルと
風貌からリゴンドーっぽさを感じる点以外は不安なし。最近は強くても干されるからね。
ただ、以前の試合では結構KOしているようなので、ヤル気になれば倒せる選手なのだろう。
いずれにしても、バンタム級でテテくらいスピードがあると、素人がぼんやり見るには忙しいなとは思った。
やはり個人的には重量級の方が好みではある。
シルク残口ありそうな馬
ロザリンドを筆頭にかなり抽選が厳しそうな今年のシルク。
申し込みした2頭の両方が外れる可能性も高いので、残口がありそうかつ見どころがありそうな馬(母名)を整理しておく。
リードストーリー
シーイズトウショウ
ディアジーナ
ターシャズスター
サトノジュピター
リングレット
フサイチパンドラ
ヒカルアマランサス
ディフィカルト
ゴールドティアラ
ウイングステルス
レジェンドトレイル
サダムジェグランジュテ
グリューネワルト
ラフアップ
アンナヴァン
クレヨンルージュ
ドリームスケイプ
ラックビーアレディトゥナイト
残り物に福があるかはわからないが、この中からでも勝ち上がる馬は出てくるし、
早期デビューを狙い撃ちみたいなことも面白いかもしれない。
シルク募集馬レビュー⑫ レジェンドトレイルの16 牝
血統
父はリーディング上位常連のハーツクライ。牝馬の活躍も目立っており、ダイワメジャーと並んでサンデー種牡馬の安定した2番手といえる。
母レジェンドトレイルはサンデー系の種牡馬を毎年配合されて、レジェンドトレイル以外は勝ち上がり。
同馬も未勝利で3着に来ており、徹底してクズは出さない繁殖である。
祖母ハッピートレイルズはシンコウラブリイ、ハッピーパスを出した名繁殖である。
派手さはないが、手堅い配合。
馬体
5月生まれということを考慮するとなかなか良い。
ただし、右後ろの動きが怪しいので、そこだけが心配。
厩舎
ダービートレーナーの友道厩舎で、不安はないだろう。
測尺
体 高: 149cm
胸 囲: 168cm
管 囲: 20.5cm
馬体重: 418kg
成長待ちだが、管囲が大きいのは心強い。
総評
個人的にカタログで一つ前のバラダセールには見劣る。
5月生まれのハーツクライなので、なかなか勝ち上がれないこともありうるが、
母と厩舎に見どころがあり、気にしておきたい。
希望度:D(通常募集で様子見)
シルク募集馬レビュー⑪ ラフアップの16 牡
血統
祖母フレンドレイはノーザンダンサー系同士の同系配合(3×4)である上、Natalma(ノーザンダンサーの母)、Buckpasserのクロスがうるさく競走馬としては大成しなかったが、影響力の強さから母としては成功している。母の妹ラッシュライフからはアデイインザライフが出ている。
ただし、母ラフアップからは入着止まりで勝ち上がりはない。
ダイワメジャーやゴールドアリュール、マンハッタンカフェ等をつけられているので、あまり言い訳はできないところ。
スピードとダート適性のあるキンシャサでひとまず勝ち上がりを狙いたいところであるが。
馬体
がっちりとした体格で、既にかなり成熟しているように見える。
脚、首が太く、故障に悩みそうなことはあまりなさそう。
歩様はスムーズだが、どうしてもスピード感はあまりなく、すでにダート馬っぽい。
厩舎
寺島厩舎はキングズガードで早くも重賞制覇をしているが、未知数。
測尺
体 高: 158cm
胸 囲: 180cm
管 囲: 21.8cm
馬体重: 495kg
既に500kg近く、体格は文句なし。
あきらかに脚が太く、この管囲も納得である。
1月生まれなので、さらに大きくなる心配は小さいだろう。
早期デビューも期待できる。
シルク募集馬レビュー⑩ アーデルハイトの16 牝
血統
母アーデルハイトは、良くも悪くも母父アグネスタキオンの影響の強い繁殖で、
自身は1戦しかできなかったし、産駒は故障による引退、離脱を余儀なくされている。
脚元に不安があるのはこの血統の宿命といえるだろう。
一方で、さすがアドマイヤオーラの全妹というべき能力を産駒に伝えて、
3頭の産駒が全て芝で勝ち上がっている。
体質が活躍のキーなので、ノーザンダンサーの5×5×5くらいしかクロスがないのは好感。
そういう意味ではろくに検討しなかったけど、完全アウトクロスのアーデルワイゼ(父エイシンフラッシュ)は良い馬だったなと思う。
祖母ビワハイジの偉大さは今さら語るところもないが、こういう傑出した名繁殖が近い所にいると走る馬が出るのは当然の話ではある。
馬体
人気しているだけあって良い馬であるが、トモあたりは寂しい。
とはいえ、完全に芝なのであまりムキムキでも困るだろう。
脚は大丈夫そうな形だが、細い気もする。
厩舎
池添学厩舎は、開業早々から好調で期待馬を預けられて結果を出している印象。
測尺
体 高: 151cm
胸 囲: 172cm
管 囲: 19.2cm
馬体重: 414kg
管囲はやや怖い気もするが、サイズ的には小さくてバランスはとれていると考えることもできそう。
この血統でデカくてもあまりいいことはない。
総評
さすがに人気の馬で、血統から馬体まで見どころ満点である。
しかも価格もお手頃なので、抽選の倍率はすごいことになりそう。
母のポテンシャルはほとんど疑いようがない。
ただ、あまりリスクを避けてコツコツ当てにいってもアルバタインキセキ(母の産駒すべて勝ち上がりなのに当馬だけデビューできず)みたいになることもあるので、とりあえずダメ元で抽選みたいなことはしたくないかな。
希望度:C(1番人気もありえるか)
シルク募集馬レビュー⑨ グリューネワルトの16 牝
血統
ルーラーシップにスペシャルウィーク牝馬を配合。ルーラーシップはひとまずダンビュライトが出ており、大失敗はない様子。
サンデーはおそらく入った方が良いだろう。
母父スペシャルウィークはアベレージはそこそこだが、エピファネイアをはじめ当たると大きい印象。
ただ、父、母父ともスタミナ・パワータイプなので、スピードにやや不安。
母自身は短距離馬で仕上がりも早かったが、まだ産駒は走っていない。
馬体
当然緩さはあるが、牝馬にしては馬格がある。
意外とダートをこなす産駒の多い父であるので、芝でダメでも潰しは利きそう。
厩舎
奥村厩舎はまだこれといった実績が無い。関西の若手というのはなかなか行きづらいところであるが。
測尺
体 高: 152.5cm
胸 囲: 176cm
管 囲: 20cm
馬体重: 467kg
高さはないが、それ以外は文句なし。
シルク募集馬レビュー⑧ スカイクレイバーの16 牡
血統
父ヘニーヒューズはダートで次々と大物を出し、日本へ輸入。
やはり大物は牡馬からという感はある。
母は芝短距離で1000万下で活躍したが、産駒はいまひとつ。
血統的にはあまり強調できるところはなく、父のポテンシャル頼り。
馬体
はっきり言って馬体は良い。
すでに完成度は高い。
歩様も力強く、スピードがありそう。
測尺
体 高: 158cm
胸 囲: 171cm
管 囲: 21.1cm
馬体重: 448kg
測尺は理想的。重すぎないので、もしかしたら芝でも?
シルク募集馬レビュー⑦ フサイチパンドラの16 牝
血統
母はエリザベス女王杯を勝ったフサイチパンドラ。この馬は2歳から活躍したが、真価は古馬になってからで、パワー&持続力で牡馬とも渡り合った。
産駒は勝ち上がり率が良い反面、2つ勝ったのは初仔のスペルヴィアのみで、期待に応えられてはいえない。
ただ、ここまで配合された種牡馬がシンボリクリスエス、キングカメハメハ、ハービンジャーといった中長距離馬で、重すぎた可能性はある。
ヨハネスブルグはとにかく仕上がりの早いスプリンター種牡馬で、母のパワーを中和できるかもしれない。
母父サンデーサイレンスとの組み合わせでは、ネロやホウライアキコが出ており、好相性の可能性あり。
馬体
ほどよく筋肉がついており、いかにもスプリンターっぽい。
歩様もスムーズで、トモがついてくれば期待できそう。
厩舎
木村哲厩舎は賛否あるが、昨年はベスト10入りしている。
一方で数を使ってくれない印象もあるので、悩むところ。
重賞馬も出ているんだけどね。
測尺
体 高: 153cm
胸 囲: 171cm
管 囲: 19.7cm
馬体重: 429kg
馬体重はもう少し増えてくれるはず。
シルク募集馬レビュー⑥ キーオブライフの16 牡
血統
母父キングズベストはエイシンフラッシュやワークフォースの父。
高速馬場に対応できなかったワークフォースは母父サドラーズウェルズであまりにも重すぎた印象(ネイルドイットに出資しているのだが・・・)
母キーオブライフの父はジェネラスで、Caerleon-Nijinskyと繋がる重すぎないスピードも取り込めるようなラインである。
初子なので母のポテンシャルは未知ではあるが、母母ミスティックリップスはディープインパクトをつけてきっちり2勝馬を出しているので、水準級はあるのかもしれない。ミスプロの4×4でスピードが強調されれば、通用してよい。
ヴィクトワールピサは早くもG1馬を輩出しているし、牝馬で活躍馬を出しているあたり、
ネオユニヴァースよりは気性が良いのかも。安定感はより高い可能性もある。
値段の割には面白い血統。
馬体
体高が高く、フレームは十分。
その割にトモが未発達で、ある程度見栄えはするが、バランスが悪い。
時間はそれなりにかかりそう。
測尺
体 高: 157cm
胸 囲: 168cm
管 囲: 20.5cm
馬体重: 432kg
トモに筋肉がついて、馬体重が増えてくればよさげ。
総評
成長待ちであるが、安い牡馬なので人気になるかも。
希望度:C(中間を見て検討)
シルク募集馬レビュー⑤ ウインフロレゾンの16 牡
血統
父エイシンフラッシュ産駒の中央勝ち馬は、いまのところ全て牝系にサンデーサイレンスが入っており、本馬も同様。
母はシルクの活躍馬シャトーブランシュの半妹。
父父キングズベストではワークフォースが失敗しているが、
現役時代に高速適性を見せたエイシンフラッシュならばまだ期待できそう。
馬体
まとまった好馬体。
四肢のバランスが良く、2月生まれだがもっと全体に筋肉がついてくれば期待。
測尺
体 高: 152cm
胸 囲: 171cm
管 囲: 20.1cm
馬体重: 442kg
もう少し大きくなってほしいところ。
総評
なかなか見どころのありそうな馬。
価格もお手頃なので人気してきそうではある。
希望度:B(抽選になりそう)
シルク募集馬レビュー④ バラダセールの16 牝
基本情報
56000円/口
父ハーツクライ、母父ノトッフォーセール
母8歳の産駒。
3月生まれ
血統
母はアルゼンチンの2冠牝馬。
3年連続でハーツクライがつけられて、長女のバラダガールが勝ち上がり。
4代母La Bambucaには2×2というきついクロスがあり、
かなり影響力が強そうで、牝馬を立てるサンデーサイレンス系と合うか。
この馬自身はLyphardのクロスがあるが、ハーツクライではあまり活躍馬が出ていないので、
良いとはされていない。
馬体
大きすぎずバランスの良い馬体の持ち主。
きびきびとした歩様で、同父のラグナアズーラを一回り大きくしたような印象を受ける。
脚元も不安はなさそう。
厩舎
関西の一流といえる石坂厩舎。
シルクからはまだ一流馬は出ていない。
ヴィッセンあたりをダートで勝ち上がらせて、粘っこく走らせているのは好感。
測尺
体 高: 153.5cm
胸 囲: 173.5cm
管 囲: 19.2cm
馬体重: 434kg
現時点のサイズとしてはまずまず。
管囲で引いてくれる人が多ければ良いぐらいだが。
バラダガールは9月に534kgあったので、タイプは異なるようだ。
シルク募集馬レビュー③ アンティフォナの16 牡
基本情報
40000円/口
父キンシャサノキセキ、母父Songandaprayer(Unbridele's song)
母8歳の産駒。
2月生まれ
血統
母母スナッチドとともにシルクではおなじみになりつつある牝系。
母は自身がダート1000mで勝ち上がった通り、米血のパワースプリンターといえる。
父ダノンシャンティの弟グラドゥアーレは未勝利2着があり、
スピード、パワーは確実に伝わりそうだ。
ダートがこなせるキンシャサノキセキであれば、
大レースまではいけなくとも、勝ち上がりの期待は高い。
馬体
兄に比べるとまだまだトモが足りないが、バランスの良い好馬体。
歩様もスムーズで力強い。
測尺
体 高: 154cm
胸 囲: 170cm
管 囲: 19.8cm
馬体重: 428kg
もう少し大きくても良いのだが。脚元の不安はなさそう。
総評
あまりひねらない芝ダート兼備のスプリンターといったところで、
勝ち上がりという意味では、期待できそう。
ただ2つ3つと勝っていけるかは疑問。
サイズも足りないので、一次は様子見か?
希望度:C(もう少し大きくなれば)
シルク募集馬レビュー② ターシャズスターの16 牝
血統
母ターシャズスターの産駒は2頭デビューしており、それぞれ父の違うエスメラルディーナとアズールムーンの姉2頭がダートで2勝以上。
父のゴールドアリュールもダート種牡馬ということで、姉と同様の活躍が期待されるところ。
ただ、父の産駒は牝馬があまり走っていない。
また、数少ない活躍馬はあまりダートっぽくない母から輩出されており、
当馬の配合とは傾向が異なっている。
母のポテンシャルは高いのは間違いないのであるが、牝馬に出たのが惜しい。
馬体
いかにもダート馬といった感じで、牝馬離れした大きさ。
シルクは毎年でかい牝馬がいるが、シャクンタラーやビートマッチが勝ち上がっているので、大きさだけで嫌う必要はないか。
ただ、繋ぎが立ち気味で、歩様も右前を回すようで脚元は危ういかもしれない。
このあたりがダート馬なら許容されるのかはよくわからない。
リスクはありそう。
厩舎
斎藤誠師は姉も管理しており、この血統はおなじみになりそう。
関東では有力な調教師の一人。
測尺
体 高: 158cm
胸 囲: 179.5cm
管 囲: 20.1cm
馬体重: 484kg
全体的に大きいので、バランスは悪くないのかもしれない。
500kgを超えてくるかもしれない。