WBA世界ウエルター級タイトルマッチ(センチェンコ vs 佐々木)
会場にCACAKIと書いてあった。これ「ちゃちゃき」じゃね?となんかかわいい感じにされてしまった佐々木。
相対すると身長がだいぶ違う。当然リーチも王者が長い。序盤は王者ペース。良い意味で教科書どおりといった選手で、手数は多いしフォームも綺麗だ。対する佐々木はやや変則といった感じ。ときおり見せるノーガードが危なっかしい。佐々木は距離を保たれガードの上から打たれ放題で、これはKO負けかと思わせた。しかし、ディフェンスが良いのか打たれ強いのか意外にも粘りを見せる。9Rは佐々木が攻め込み、ポイントを取ってみせた。一矢、報いてやりましたよ(絶望先生的な意味で)。
その後は王者が手数を戻し、結果119-107で王者が防衛。12点差なので、一瞬フルマーク?と思うも佐々木のバッティング2点減点があったのを思い出す。ただ、あまりラフファイトという感じでは無かった。佐々木のトリッキーなスタイルは正直好みでは無かったが、見せ場も作って健闘したと思う。王者はとにかくいい選手だった。次も観たい。
(結果)
○ビアチェスラフ・センチェンコ-佐々木基樹● 12R判定