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8割くらい競馬ブログ

シルク募集馬レビュー⑬ スリールドランジュの18 牡

基本情報

70000円/口
ロードカナロア、母父ゼンノロブロイ
母7歳の産駒。
3月生まれ

血統

ロードカナロアは大物産駒を次々と輩出し、種付け料は1500万円まで高騰。このままいけばリーディングサイアーは間違いない。自身は1600mまでしか実績が無いが、2000mを超える距離でも実績を出している。
母は5戦未勝利だったが、牝系はダイナカール➡カーリーエンジェルで優秀。産駒はまだ2頭で勝ち上がりまで行っていないが、いずれも入着ありで完全な鈍足は出していない。3番仔でこの父なので走りごろかも。特に強調するところもないが、キングカメハメハStorm Cat、サンデー、トニービンと大種牡馬が近いところに揃っている。

馬体

胴が短くいかにも短距離馬っぽい馬体。前後のバランスも良い。肌が分厚そうで見栄えはしない。

厩舎

大久保龍志厩舎は今年すでに20勝で、毎年20勝を越えている。大きいところも勝っておりなかなか良さそう。

測尺

体 高: 154.0cm
胸 囲: 169.0cm
管 囲: 20.5cm
馬体重: 422kg

まだ大きくなるだろうし、管囲があるのは心強い。

総評

意外にも中間では名前が上がらず。リュラの18に人気が集中してくれれば抽選で取れるかも。

希望度:B(ロードカナロア牡馬でこの価格は来年から無理)

シルク募集馬レビュー⑫ カラフルブラッサムの18 牝

基本情報

60000円/口
キングカメハメハ、母父ハーツクライ
母8歳の産駒。
3月生まれ

血統

キングカメハメハはもはや説明不要の大種牡馬。2019年に種牡馬引退となり、出資の機会は残り少ない(晩年は体調不良で種付け自体を減らしている)。活躍馬は牡馬寄りではあるが、牝馬が走らないわけでもない。産駒は芝ダート、距離も様々な条件で走り、母次第でどんな馬も出す。
母カラフルブラッサムは23戦3勝ながら、阪神JFで5着など相手なりに走るタイプで、ハーツ産駒らしく適性は芝の中距離。競争成績からすると大物を出しても全く不思議ではない。その母、祖母も米国の活躍馬であり、母の兄弟には地方重賞2勝のピイラニハイウェイもいる。
血統的には申し分なしかと。

馬体

大きさはないが、バランスの良い馬体に欠点は見当たらない。血統的にはダートもいけそうだが、返しの良い繋ぎや前後のバランスの良さから芝向きになりそう。動きもスムーズで運動神経がありそう。

厩舎

松下武士師は関西の若手ながら、カラクレナイで重賞勝ち+G1出走。勝ち星は安定しないが、矢作門下らしくポテンシャルがありそう。

測尺

体 高: 153.5cm
胸 囲: 167.0cm
管 囲: 19.0cm
馬体重: 382kg

数字上ははっきり言ってしょぼい。しかしこれで良く見せるわけなので、成長すればどれだけ良くなるか。

総評

同父同価格のライラプスの18と比較したくなるが、ポテンシャルはこちらに感じる(だから人気もこっちだろうけど)。

希望度:B(牝馬といえ安い。罠なのだろうか)

シルク募集馬レビュー⑪ ストゥデンテッサの18 牝

基本情報

40000円/口
ハーツクライ、母父High yield
母11歳の産駒。
3月生まれ

血統

ハーツクライはディープ、キンカメに続く一流種牡馬で、牡馬牝馬ともに大物を出している。産駒は自身と同じくトモが弱いうちは先行できないものの、成長すると前に付けて長くいい脚を使うようになる。シュヴァルグランが典型。個人的には大物も出るしアベレージも高いという神種牡馬だと思う。
母ストゥデンテッサはアルゼンチンG1馬で、キンカメ➡ディープと種付けされたように期待度が高い(高かった)繁殖。完全にダート血統でディープ産駒の姉もダート馬になってしまっている。本馬も適性はダートに出そう。

馬体

ハーツクライ牝馬らしくコンパクトにまとまっていてよく見せる。がよく見ると左後ろの動きが怪しい。やはりダートかな。

厩舎

ナリタトップロードが懐かしい渡辺薫彦。ここまで成績はまだ上がっていないが、今年は重賞勝ち+シゲルピンクダイヤで春G1を賑わした。そろそろ勝ち星も増えだすかもしれない。

測尺

体 高: 156.0cm
胸 囲: 180.0cm
管 囲: 20.2cm
馬体重: 462kg

サイズは理想的。胸が深くパワーがありそう。

総評

お手頃価格のハーツ牝馬。ただダート向きならちょっと高いし、脚元もリスクあり。

希望度:D(ダート向きかな)

シルク募集馬レビュー⑩ アルギュロスの18 牝

基本情報

40000円/口
父モーリス、母父マンハッタンカフェ
母6歳の産駒。
4月生まれ

血統

父モーリスは本格化に時間はかかったが、走り出してからはほぼ完璧な戦績で崩れることはなかった。距離適性は違うが、ハーツクライのように器は大きい一方で、完成に時間がかかる可能性はある。スクリーンヒーロー産駒の一流馬の例にもれず自身の牝系は古い&パッとしないので、これはおそらくプラスにはならないだろう。
母アルギュロスは大器シルバーステートの姉。その母シルヴァースカヤは仏重賞馬で、シルバーステートと同じくポテンシャルの高さを見せつつ引退したヘンリーバローズも出している。母父マンハッタンカフェはいまのところ結果が出ておらず微妙。
本馬はサンデーサイレンスSilver Hawkの大種牡馬の3×4を持っているが、健康面に不安の付きまとう一族にはやりすぎ感もある。

馬体

胴や脚が長くすっきりとした好馬体。動かしても可動域が広く首を大きくつかって推進力がある。
成長すればよくなりそう。

厩舎

オジュウチョウサン、ライオンボスなど個性的な馬を近年輩出する和田正一郎厩舎。昨年の安価な募集馬ヴァルドワーズを勝ち上がらせてくれたのは有難かった(骨折したけど)。基本的には一度使ったら放牧で連戦はしてくれないのでそれは承知しておいた方が良い。

測尺

体 高: 147.0cm
胸 囲: 174.0cm
管 囲: 19.3cm
馬体重: 404kg

まだまだ小さいが、4月生まれでこれぐらいなら許容範囲。

総評

運動能力はありそうなので、脚元のリスクを承知で出資できれば。個人的には頭数も少ないので、怪我しそうな馬を取りに行くのは怖い。

希望度:D(動きは良いと思う)

シルク募集馬レビュー⑨ デイトユアドリームの18 牡

基本情報

40000円/口
ミッキーアイル、母父ロックオブジブラルタル
母12歳の産駒。
3月生まれ

血統

ミッキーアイルは1200m~1600mでGI2勝を含む重賞6勝。基本的に逃げ馬で、脚質転換を図った時期もあったがスピードを活かす形が強かった。種付けは150頭程度で、19年はシンハリーズに付けられている。
母デイトユアドリームはデビューできなかった産駒も含めて4頭で5勝。自身もダートで準オープンまで出世している。母母マハーブもダート馬を多く輩出しており、ある意味筋金入りの砂系統。
本馬の持つNureyevのクロスは濃度は違うがアーモンドアイも持っている。とはいえ適性はダートだろう(Nureyevはゴールドアリュールの母父でもある)。

馬体

前駆が勝った馬体でパワータイプか。脚元には不安がなさそう。

厩舎

池添学厩舎はノーザンから良血馬を預けられており、期待は高く毎年20勝越え。しかし重賞は1勝のみで物足りない。今年はかなり好調。芝ダートは偏りなし。

測尺

体 高: 151.5cm
胸 囲: 171.5cm
管 囲: 21.5cm
馬体重: 424kg

背は高くなく、管囲が太いリスクが低そうな体型。ほぼ4月生まれなので、もっと大きくはなりそう。

総評

どこまでいっても新種牡馬は未知だが、スピードタイプを選んだ方がリスクは低い。ダート短距離なら勝ち上がりはかなり期待できそう。

希望度:B(安価な牡馬だし、抽選外ではさすがに厳しいか。人気してほしくない)

シルク募集馬レビュー⑧ シンプリーディヴァインの18 牡

基本情報

50000円/口
エイシンヒカリ、母父Grand Slam
母14歳の産駒。
4月生まれ

血統

エイシンヒカリは3歳4月までデビューが遅れたものの、いきなり5連勝。初重賞は崩れるもそこから3連勝で毎日王冠を勝利。秋の天皇賞ではクラレントにハナを叩かれて大敗。逃げ馬らしく惨敗からも平気で巻き返し、イスパーン賞では10馬身差をつけて大楽勝した。ディープ産駒の中でも異色のタイプであるが、気分良く逃げれば欧州のパワーがいる馬場でも高速馬場でも対応した。
母シンプリーディヴァインはミスプロの3×4を始め、米血のクロスがてんこ盛り。近親に英オークス馬がいるが、産駒はやはりダートに出ており、まだ大物は出ていない。

馬体

筋肉はそこそこついており、外見上は良さそう。ただし立ち繋ぎで硬さを感じるので血統通りダート向きかもしれない。

厩舎

田中博康厩舎はまだ2年目で出走数は少ないが、勝率は1割超えで今のところ滑り出し上々。

測尺

体 高: 155.0cm
胸 囲: 172.0cm
管 囲: 20.1cm
馬体重: 442kg

標準的なサイズ。4月生まれなので500kg近くまで行くかもしれない。

総評

血統、馬体ともダート向きかと。現役時代の破天荒さから、エイシンヒカリが成功するかは興味あり。

希望度:C(人気になりそうだが個人的にはそこまででも)

シルク募集馬レビュー⑦ パーフェクトマッチの18 牡

基本情報

50000円/口
ルーラーシップ、母父サンデーサイレンス
母16歳の産駒。
4月生まれ

血統

ルーラーシップはキンカメ×エアグルーヴという良血馬でありながら、サンデーが入っていないという種牡馬としてほぼ成功を約束された血統。ポテンシャルは高かったが晩年は出遅れ癖で国内G1を勝てなかった。今年はリーディング5位と好調で、上位が高齢化している状況ではさらなる上位を目指せる。キセキを筆頭に大物も出つつある。
母パーフェクトマッチは重賞で入着もあるサンデー産駒で、祖母はトウカイポイントの母であるマッチポイント。母の産駒はデビューした6頭中3頭が勝ち上がりで、2頭は3着まで来ており堅実。本馬の全姉ビートマッチは500万下で5馬身差の圧勝をしている。この姉は500kgを優に超える大型馬で少しタイプは異なる。

馬体

まとまりの良い好馬体。動きもなかなか良さそう。ただ後ろが内向気味なのがどうか。大型馬に出ていないのは救いかも。

厩舎

清水厩舎といえばキタサンブラックであるが、ルーラーシップ産駒ではメールドグラースを出している。20勝を安定して超えており、手腕は確か。出走数も多く、関西上位といってよい厩舎。

測尺

体 高: 152.0cm
胸 囲: 168.5cm
管 囲: 20.2cm
馬体重: 416kg

4月生まれで成長見込み。姉は素質が高かったものの大きすぎて脚元に不安が出てしまった。本馬はちょうど良いサイズになれば。

総評

体重がやや軽いくらいであるが、脚元はやや不安。

希望度:C(決めてに欠けるが、欠点は少ない)

シルク募集馬レビュー⑥ モヒニの18 牝

基本情報

50000円/口
American Pharoah、母父Gallileo
母6歳の産駒。
4月生まれ

血統

American Pharoahは37年ぶりの米国三冠馬。他馬とスピードの違いを見せて先行しながらほとんどのレースで圧勝しており能力は圧倒的。初年度から20万ドルの種付け料を取る馬なので、本馬が走るかどうかは別にして2500万円募集は破格。欧州でも上々の滑り出しで、ポテンシャル的には単なるダート種牡馬ではとどまらないだろう。父系は日本でも実績のあるエンパイアメーカーなのも心強い。
母モヒニの父は欧州の主流となっているGallileoで日本でイメージの良くないサドラーズウェルズ系。とはいえフランケルを出しているし、モヒニの牝系はミスプロノーザンダンサーの3×4を始め米血統の割ときつめのクロスを持っているので、鈍重すぎることはなさそう。対してAmerican Pharoahは強いクロスは無く、本馬自身は十分許容できそうな範囲となっている。

馬体

筋肉量はそこそこありながら、大きな歩様で歩けている。トモ高でまだ前が勝っている印象だが、成長してきそう。
前後のバランスが良く、これは好馬体。後ろの繋ぎが立ち気味にも見える(後で何回か見てみたい)。

厩舎

萩原厩舎は毎年のように重賞を買っており、今年は勝ち星こそイマイチながらノームコアでG1勝利もある。しかし出走数が少なく、一口向きではないという話も。

測尺

体 高: 161.0cm
胸 囲: 176.5cm
管 囲: 20.7cm
馬体重: 477kg

理想的なサイズ。増やしすぎないように成長してくれれば。

総評

厩舎で引っかかるが、馬はかなり良さそう。平均的な厩舎に入った方が良いのか、多少問題がありそうなので、大事に使ってくれそうなところに入れたのか(気性面、体力面)。

希望度:B(大人気まではいかないが、そこそこ票が入りそう)

シルク募集馬レビュー⑤ ガラディナーの18 牡

基本情報

50000円/口
ハービンジャー、母父サンデーサイレンス
母16歳の産駒。
1月生まれ

血統

ハービンジャーは英G1キングジョージを大差で圧勝して社台に導入。目的は飽和に向かうサンデー系を緩和する役割が一つだっただろう。当初は大物が出ず期待外れの感もあったが、近年になってディアドラ、モズカッチャン、ペルシアンナイト、ブラストワンピースと大物を次々と出して種付け料は600万円に達している。もともと勝ち上がりは良く、欧州系でパワーのいる馬場は得意なうえ、時計勝負にも対応してきている。父父ディンヒルの驚異的な本邦への適性はどうやら受け継がれているようだ。ダートはそもそも出走が少ないが、適性はないだろう。
母ガラディナーは32戦も出走してダートで2勝。芝でも入着あり。産駒は6頭中3頭が中央で勝ち上がり。
本馬は父と母の母父が同じBeringで3×3となっている。こういう極端な近交はギャンブル性が強く、健康面や気性面の不安が良く言われるが、結局のところ走らせないと何とも言えないのが正直なところ。マイネルレオーネなんかはゴールデンサッシュサッカーボーイの全兄弟が2×2で入っているが元気に44戦5勝である。なにより全兄のベストリゾートが21戦3勝で重賞入着もあり、早い上りが使えるタイプなのは心強い。

馬体

芝の中距離を得意とするパワー型の馬というハービンジャーのイメージ通り。トモの付き方も十分で好馬体。後ろの繋ぎが結構寝ており、これがバネになれば。

厩舎

大竹厩舎は外厩中心でかつて批判もあったが、いまや天栄仕上げは当たり前。高額馬だけでなく、ブラストワンピースやデアレガーロのような一流血統以外からも活躍馬を出している。

測尺

体 高: 163.0cm
胸 囲: 179.0cm
管 囲: 21.8cm
馬体重: 471kg

見た目通り立派な体格。500kgには達するだろう。

総評

大きくて仕上がらない懸念が若干あるが、芝中距離で活躍が期待できる牡馬でこの価格は安い。

希望度:C(それなりに人気しそう)

シルク募集馬レビュー④ シルクユニバーサルの18 牡

基本情報

50000円/口
オルフェーヴル、母父ブライアンズタイム
母17歳の産駒。
1月生まれ

血統

オルフェーヴルは初年度からいきなりG1馬を2頭輩出も、後続が続いていないことと、アベレージの低さから評価を落としつつある。活躍馬2頭に続くロックディスタウンは能力より気性面でおかしくなりフェードアウトしてしまった。父ステイゴールドと比較すると明確にダート志向が強く、勝率も芝より良いという色々な意味で期待と異なる種牡馬になりつつある。
母シルクユニバーサルは重賞馬セダブリランテスを輩出し、産駒9頭中5頭が勝ち上がっており優秀。モンドインテロも重賞級の力があった。ロベルト×ミスプロの額面通り産駒はダート寄りで能力次第で芝もこなす印象。
本馬もダートはほぼ間違いなくこなすだろう。父スマートファルコンの兄(ヴェルトゥアル)と同価格というのは流石にお得感がある。

馬体

トモや幅に厚みがあり、いかにもパワーがありそうな馬体。新馬勝ちした兄ヴェルトゥアルとよく似ている。歩様も大きな問題なしかと。

厩舎

高柳厩舎はかつて3年連続20勝していたが、近年は下降気味。明らかにダート志向が強いので、この馬には合いそう。ヴィータアレグリアのように地方に矛先を向けて賞金を稼いで貰えればベストかと。

測尺

体 高: 161.0cm
胸 囲: 182.0cm
管 囲: 21.2cm
馬体重: 506kg

1月生まれでとにかく大きい。やはりダート向きか。

総評

大きすぎ、母高齢、オルフェーヴルで人気を落とす可能性あり。しかしダートなら勝ち上がりは望めそうで、この母と父であれば芝で大化けもありうる。面白い存在

希望度:B(抽選で確実に取りに行くもよし)

シルク募集馬レビュー③ ディープストーリーの18 牝

基本情報

40000円/口
ドゥラメンテ、母父ディープインパクト
母8歳の産駒。
4月生まれ

血統

父は新種牡馬ドゥラメンテ。単なる2冠馬以上のポテンシャルを持っていた馬で3歳時にはキタサンブラックを相手にしなかった。配合的にはキングカメハメハ×アドマイヤグルーヴというベストトゥベストで、それだけに配合相手には若干苦労しそうではあり、本馬もサンデーサイレンスの3×3という強いインブリードを持つ。キョウヘイやバルダッサーレなど実績もあるのでこの価格帯ならギャンブル的にはアリか。
母ディープストーリーは新馬勝ちするも、あまりレースを使われずピークを過ぎた印象。どちらかといえばスタミナ型かと。

馬体

意外と良いというと失礼かもしれないが、サイズほど弱々しい印象は受けない。脚はすらりと長く、動きも体を使えてスムーズ。とはいえ脚元は危ないかもしれない。

厩舎

大和田厩舎は一口界隈での評判はイマイチながら、今年は絶好調ですでに2018年の勝ち星に並ぶ勢い。割と使うときは集中して使ってくれる印象。

測尺

体 高: 147.0cm
胸 囲: 168.0cm
管 囲: 18.0cm
馬体重: 368kg

4月生まれにしても小さい。

総評

サイズから人気になることもないだろう。見どころはありそうなのだが、成長次第だし、脚元のリスクで終わってしまう可能性もある。

希望度:C(抽選外枠で考慮)

シルク募集馬レビュー① ビバリーヒルズの18 牡

基本情報

36000円/口
リアルインパクト、母父スニッツェル
母6歳の産駒。
3月生まれ

血統

父は初めて3歳で安田記念を制したリアルインパクト。パワー型のマイラーで早熟性もあり、一口向き種牡馬の可能性が高い。
ビバリーヒルズはスニッツェル産駒らしいスプリンターで1200mを2勝。血統的にはノーザンダンサーのクロスがうるさいものの、その母ブリリアントベリーが成功しており、本馬自身が5代までアウトブリードであることからバランスが取れる可能性がある。母のサイズの無さをディープインパクト産駒ながら500kgを超える父で補うことができれば面白いか。

馬体

短距離馬らしい胴が詰まった馬体。トモはまだ弱いが、前はそれなりに発達しており、体重より大きく見せる。
繋ぎはやや立ち気味だが、立ちすぎという感じでもない。
この時期にしては体を使えて歩けており、好印象。

厩舎

今年の野中厩舎はインティで初めてG1を制しており、勝率も好調。ただし、あまり数は使わないので一口向きかは疑問。2016年以降は毎年重賞を買っており上昇傾向にはあるかも。グレイルあたりはもう少し何とかなりそうな気もするが・・。

測尺

体 高: 153.0cm
胸 囲: 171.5cm
管 囲: 20.1cm
馬体重: 423kg

サイズは今一つで、大きくなることが活躍の条件。脚元にはそれほど不安はなさそう。

総評

血統、馬体ともに見どころあり。サイズはもう少しだが、牡馬でこの値段は破格。人気は必至だろう。

希望度:B(抽選馬候補)

ヴァルドワーズ快勝(未勝利戦)

9/22(土)中山2R芝1200mの未勝利戦に出走したヴァルドワーズが勝利した。
5月生まれで強い調教もしていないので半信半疑ではあったが、スピードはやはりあるようだ。

レース内容


中山2R 2歳未勝利 ヴァルドワーズ 2018/09/22

ハッキリ出遅れて届かない位置から追い込んだ前走から改善されて、ゲートは普通に出た。しかし二の脚がつかず、またもや後方から。道中ではかかり気味に位置をグイグイと上げていき、先頭を射程に入れて4角を回る。直線では目立った伸びを見せ、坂を上がっても衰えず、最後は1馬身以上の差を付けて勝利した。
厩舎や天栄のコメント通り、ペースが遅いとかかってしまいそうな走りで、今回は距離短縮が奏功した。かなり粗削りで、このままでは距離も持たないだろうが、この時期に勝ち上がれたことは非常に大きい。

出資馬の近況(2018.8.3)

ツィンクルペタル

次走予定:8月18日の新潟・芝1,000m(牝)
6月のダート1700m戦でタイムオーバーとなり、天栄で調整中。距離が持たないことはハッキリしたので、条件をガラッと変えて芝1000mを目標とするようだ。以前、芝1200m戦で大敗しているので、大きく期待はできないが、1000m戦は適性がハッキリしていて、スペシャリストが強いので向くようなら前進もあるかも。
使えてあと2戦なので、もう正念場。

ヴァルドワーズ

デビュー戦(新潟芝1400m)は出遅れて後方からの競馬になるも、4角から良い手ごたえで中段に取り付き、外に出した直線では勝ち馬に次ぐ上り34.0で5着を確保した。もう少し前を取ればきわどかったかもしれないが、かかり癖が付きそうな馬なので無理しなかった石橋脩が多分正解。順調ならどこかで勝ち上がれるだろう。440kgとまずまずのサイズで競馬に臨めたのも良かった。
レース後はいったん天栄に戻されて調整中。おそらく次走は1200m戦を使ってくるだろう。

プラムストーン

久保田厩舎に入厩。ひとまずゲート試験まで済ませて、天栄に戻すのだろうか。
入厩前は稽古を積みながら、馬体重470kgくらいまで増えており順調そう。
適性的にはダートだろう。

アーティファクト

5月ごろに跛行が確認され、一気にペースダウン。
結局原因がよく分からなかったが、良化に合わせて乗り運動が再開された。この血統なので遅れても勝ち上がりは期待できる。今は我慢。

ネイルドイット引退

少し前になるが、出資馬ネイルドイットが未勝利戦で14着に敗れ、そのまま引退となった。
北海道時代に頓挫があり、移動が遅れたのが悔やまれるにせよ、力不足は否めなかったので、仕方ない面もあるだろう。

出資理由

初代出資馬アンジェリックが準オープンまで出世したものの、その後2世代は勝ち上がれず、ラグナアズーラも当時は未勝利の身で出走がほとんどない時期だった。
そんな中、2015年産は大和田先生のところのツィンクルペタルに一次で出資していて、残口馬から選んだ一頭。
ワークフォース牝馬で、バランスは良さそうに見えたこともあり、緩さには目をつむって出資した。
バランスオブゲームの近親という好きな血統だったのも後押ししたところはある。

振り返り

乗り出した頃に左前球節が腫れ、一気にペースダウン。これで早期デビューは無くなった。
それでも年内に入厩し、2月に芝2000mでデビューした時には、勝ち馬から0.8秒差の7着とまずまず。
結果的にはこれがキャリアハイなのが寂しいところ。
次走はダートを使うも勝ち馬から大きく離された7着。続いては叔父フェイムゲームにならい、芝の長距離に出走し、果敢に逃げるも大敗。最後はダート中距離でタイムオーバー寸前の大惨敗となった。
順調に行かなかったので、適性を見極められなかったのかもしれないが、出走ごとに条件がコロコロ変わったのは少し不満ではある。結果的に新馬の芝中距離が一番マシだったわけで、スーパー未勝利でも使えるダートを2回も使う前に芝マイルあたりを使ってもらいたかった(それでも可能性は低かっただろうけどさ)。

反省点

失敗種牡馬の烙印が押された後で、その子に出資するというのは無い。まだ未知数の新種牡馬に行くべき。
安価な馬が走らないというわけではないけれど、ワークフォース×母父ハーツクライというのは、スピードに疑問符が付くし、実際先行できないケースが目立った。