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出資馬を振り返る⓸ ネイルドイット

ザ・不完全燃焼。半弟にケイデンスコール(父ロードカナロア)が出たように、母のポテンシャルを評価したのは誤りではなかったと思いたい。

基本情報

20000円/口
ワークフォース、母父ハーツクライ
母7歳の産駒。
1月生まれ

血統

ワークフォース英ダービーを圧勝し、同年の凱旋門賞ではナカヤマフェスタを退けた名馬。その父キングズベストエイシンフラッュを輩出している。本馬の募集がかかる頃には2世代が走っていたが、勝ち上がりが悪い上、大物も出ず失敗の烙印を押されつつあった。日本で成功するにはスタミナ偏重すぎたか。かといってダートが走るわけではなく、適性はどちらかといえば芝。エルコンドルパサーのクロスを緩和したような血統構成で、母父でスタミナを伝えると面白いかもしれない。
母インダクティは400kg弱の馬体ながら3勝。その母ホールオブフェームはバランスオブゲームフェイムゲームを出している。一族で走った馬は牡馬が多いようだ。

馬体

動画ではゆるく、機敏さはあまり感じない。ただ首をつかって歩けているのは好印象。

厩舎

田島厩舎は重賞こそ2勝しているが、勝率は5%程度で低迷しており、レース選択や騎手起用に疑問が残った。
頓挫が多くデビューは3歳2月まで遅れ、芝の2000m新馬戦で0.8秒差の7着➡ダート替わりで7着も着差は2.5秒➡芝2400mで逃げて惨敗。
ここからなぜか2戦目と同条件のダート戦を選択し、惨敗した。2戦目のダートは7着だったが、重馬場に助けられてのもので、血統的にも馬体重的にも適性は無かった。
さらにその後、スーパー未勝利に出れるにもかかわらずアッサリと引退。たぶん勝ち上がりは100%無理だっただろうが、諦めの良さに失望したね。

測尺

体 高:150.5 cm
胸 囲:172.0 cm
管 囲:19.4 cm
馬体重:439kg

1月生まれにしては小さめ。実際この後、馬体重は大きくならず。

競争成績

4戦0勝(0-0-0-0-0-4)

新馬戦は直線で軽い不利を受けての7着で、スムーズならもう少し上位もあったかも。


2018 2/24 中山6R 3歳新馬 ルーモス 横山典弘

総評

まず順調にいかず、デビューが遅れたのが痛い。残り時間が少ない中、条件は試したものの、結局のところベストなレース選択はできなかった。この世代は2頭とも未勝利どころか5着以内すら無い大失敗に終わったが、いろいろ試して、結果マシだったダート短距離を最後に使って玉砕したツィンクルペタルはまだやり切ってくれた感はある。とは言え、健康面と能力を見抜けなかった点は大反省すべき。

成功度:E(レース選択はもう少し何とかなったのでは?)